立雲峡から竹田城を撮る
こんにちは。スタジオPHOTOBOXのwataru.photographerです。
今回は、スタジオには全く関係ありません(笑)
2023年春に雲海が出そうな天気だったので行ってきた、そんな話。
雲海に浮かぶ竹田城を立雲峡から撮影するのは、写真好きなら憧れるシチュエーションですよね。
立雲峡は、兵庫県朝来市和田山町竹田にある県立の自然公園。数年前に駐車場までの道がきれいに舗装されたらしく上りやすくなってました。
どんどんと整備が進んでいて、地元の方によると展望台までの道に手すりも設置される予定とか。
竹田城は、兵庫県朝来市和田山町竹田古城山字169番地にある天空の城。当時から現存する石垣が魅力の一つ。
第一から第三展望台
竹田城を立雲峡から撮影するためには、山頂にある第一展望台か、麓にかけて第二展望台、第三展望台の何れかまで登る必要があります。
第一展望台までの道のりは、かなりの急勾配で、登るのには体力が必要ですが、登った先には素晴らしい景色が待っています。
駐車場から登り始め、第三展望台、第二展望台と、構図の確認をしながら登っていきます。
一般に駐車場から、第一展望台まで40分くらいと言われています。
40歳代の私が、頑張ってチャキチャキ登りながら各展望台で画角や構図のチェックを撮りつつで、40分でした。
途中、あまりにも見事に苔むす景色にパシャリ!
メッチャ息切れしてたのでブレてなくてよかった(;^_^A
理想の撮影スケジュール
理想は、日の出の小一時間くらい前に第一展望台着がよいと思います。
せっかく行くのなら、第一展望台からその日の雲海の量や高さ、大気の澄み具合など確認して、思い描く構図を得るために移動、というのが理想だと思います。
第三、第二展望台で画角や構図をチェックしてると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。しっかりとしたスケジューリングが大切ですね。
撮影場所選びのポイントは
1,各展望台から竹田城までの距離。
山頂近くの第一展望台が竹田城から一番遠いです。後述のレンズ比較を参考にお手持ちのレンズのカバー範囲で判断して下さい。
2,展望台と竹田城の標高の関係。
竹田城を見下ろす感じで撮るなら第一展望台に決まりです。時間に余裕をもって、いざ登山です。
3,その日の雲海コンディション。
イメージする構図により変わってきます。2との兼ね合いです。悩めます。
今回の私は、雲海が少なく低い位置だったため俯瞰で撮るより同じくらいの高さからの方が雲海っぽさが出るかな?と思い第三展望台付近から撮影。
一番低い第三展望台でも十分狙えます。が、こだわり派は雲海と竹田城、背景の山々との関係で構図を決めるとよいと思います。
焦点距離ごとの画角
今回は、参考までに第一展望台(一番高い)から竹田城を狙った場合の焦点距離ごとの画角を紹介します。
レンズの焦点距離別に、24mm、35m、50mm、70mm、100mm、135mm、200mm、300mmの8種類。何mmのレンズを持っていけば、どのような画角で竹田城を撮影できるかを判断するのに役立てば幸いです。
フルサイズのカメラを使用の場合は、数字をそのまま受け止めてください。
APS-Cのカメラの方は、見本のミリ数を1.5で割った数の焦点距離レンズで撮った画角に近いです。誤差はあるのであしからずm(_ _)m
(例:フルサイズ 300mm ÷ 1.5 = APS-C 200mm)
ぜひ、竹田城と立雲峡を訪れ、自分自身の目でその美しさを確かめ、撮影してみてください。
雲海を狙うなら一般的に9月下旬から4月上旬の早朝が出やすいようです。
特に11月下旬から12月上旬にかけては、確率が高いと色んなサイトで紹介されてます。
ただし、12月下旬から2月末までは積雪の恐れがあるため、要注意。
また、春には桜が咲き、秋には紅葉が美しいので、それぞれの季節に合わせた撮影スポットを探すのも楽しそうです(^^)